Our Team インタビュー 第1弾

本気で取り組むから応援したい。Goalsが挑む複雑で長いAIのラストワンマイル。——【インタビュー 第1弾】

ALL STAR SAAS FUND マネージングパートナー 前田 紘典

  • 株主
前田 紘典 ALL STAR SAAS FUND
マネージングパートナー

改めてGoalsの第一印象についてお聞かせいただいてもよろしいでしょうか。

前田氏

最初にお会いした時は、確か、管理会計関連のサービスデモを見せてくれましたね。僕の表情を見て、「あまり前向きじゃなさそうな反応だな……」っていうのを察知したのか、その後、プランをピボットしては何度も連絡をくれました。でも、僕の反応を敏感に感じとり、機敏に動くところは素晴らしいなと思いました。

しかも情報量がすごかった。毎回、数字やらユーザーの声やら、来るたびに大量の資料を持ってきてくれる。インプットとアウトプットの量が圧倒的だったというのが第一印象です。

Goalsに出資することに対しては迷いはありましたか?

前田氏

最初の出資を決める頃って、60億くらいのファンドサイズで、年間で100社〜150社ほどお会いし、そのうち3社から4社に対して出資を決めるといった具合でした。

佐崎さんとのミーティングを通じて、50%ほど確信が持てました。思考力とか行動力からくるものだと思いますが、僕らの質問や懸念に対して、全てを払拭しようという姿勢が素晴らしいなと思いました。いい関係性が作れそうだと思ったんです。その上で、市場は間違いないだろうし、競合競争環境も僕が知る限りゼロでした。

ただ、僕の確信を80%〜90%まで引き上げたのは、チームの皆さんと話したことです。何人かとお話しましたが、佐崎さんに対する非常に高いリスペクトをお持ちでした。入社理由を聞くと、「佐崎さんと一緒だったら勝てる気がする」とか、「佐崎さんから新しいことを始めると聞いて、前のめりで一緒にやりたいと思った」みたいな話をするんです。この尊敬と期待が確信度90%、いえ100%にしたと思います。

事業性と人間性はそれぞれどれぐらいの割合で重視していますか?

前田氏

難しいですが、人が……多分7割くらいですかね。ただそれに紐付いて、市場選定もプロダクト開発も、結局やるのは「人」です。それも考慮してのことです。

市場選定の段階で、今後広がる市場を狙えているかや、面白い切り口や競争優位性を意識して良いプロダクトが作れるかは重要です。

それは、どれぐらいお客様が見えていて、課題や日々の悩み、コンプレックスなどをどこまで理解しているかによると思うんです。プロダクトによってそれらをどのくらい払拭できると考えているか、会話を通じて確認していくプロセスは大切にしています。

Goalsが外食産業とか食品産業市場で勝負している点はどう捉えていますか?

前田氏

QR決済やタブレットオーダーを展開する会社ともお話しをさせていただきましたが、投資の実施には至りませんでした。その理由を考えてみると、飲食業界とか食品産業に対してインパクトを出すには、より上流の方に行かないといけないだろうという感覚が、佐崎さんと話していて強くあったのだと思います。

お客様の決済をスムーズにすることも大事ですが、サプライチェーンの方に波及していくようなことでないと、本当の意味で産業全体へのインパクトは与えられないのではないかと。ある意味、佐崎さんと会うことによって気付かされた感覚があります。だからこそ、私たちにとっても飲食業界に向けたサービスで、踏み込んで投資するのは初めてでした。

他の投資先と比べて、Goalsだけに見られる特徴とか異なる点はありますか?また、出資の決め手になったことも教えてください。

前田氏

多くのソフトウェア企業は、業務の中の一部分だけ、あるいは大きい領域の中で限られたセグメントだけを解決するケースが多いですが、Goalsの場合は、解決している課題の量・幅が広いですよね。例えば、飲食店で「原価を改善する」ところから始めると言っても、人の問題も、物の問題もあって、一筋縄には行きません。

また、AIの観点から言っても、LLMから、そのLLMを生かすまでの距離は意外と長いので、データ管理や仕組み化が必須です。また、実装するための周辺ソフトウェアとかインターフェースも必要だと思います。

私たちは今「AIのラストワンマイル」というスローガンを掲げて投資活動をしてるのですが、Goalsのラストワンマイルは複雑で長いにも関わらず、しっかり埋めに行ってるっていうのが特徴だと思っています。これは参入障壁にもなるし、抜きん出る要素になると思います。何より扱っているデータ自体がものすごい価値があるものなので、代替しがたい部分は非常にありますね。

それに加えて、「本気で向き合っている」という姿勢そのものが一番の理由です。逃げも隠れもせず、お客様の課題や従業員の課題に向き合っているし、株主への対応も丁寧です。この6〜7年で信頼関係をしっかり築けているので、Goalsがやりたいってなったら、もう応援しちゃう気持ちになりますよね。

ありがとうございます。
では、ここからはGoalsの組織についてお伺いしたいと思います。GoalsはCEOとCOOの2人代表制をとっています。この点はどのようにご覧になってますか?

前田氏

結構珍しく、奇跡的だと思います。お互いが対等で、それぞれの長所短所を生かしているので共同代表であることに全く違和感はないです。

実をいうと、共同代表に対して、あまり良いイメージがないんです。トップがはっきりしないし、誰が最終意思決定をしてるかわかりづらい。リーダーシップが薄まる不安感があるんですけど、Goalsの体制は唯一すごくしっくりくる会社ですね。

組織として、あとどんなピースが必要だと思いますか?

前田氏

出来上がった組織を経験した人よりも、これから組織を一緒に作っていく目線を持った人材が必要だと思っています。ある意味発明しながら進めていかないといけないので、プロセスを楽しめる人というか、課題にぶつかった時に、自分で解決策を考えて社内に広げていったり、他の人に渡してあげられる人。課題を放置せず、会社と一緒に解決策を発明して広げていく人、もしくはいきたい人が、今のフェーズに合うんじゃないかと思いますね。

逆に、言われるまで動かないとか、課題が転がり落ちたら他の人に渡せばいいと思うような人とかは、多分合わないでしょうね、このフェーズは。

それは私たちも同感です。では、「働く環境」としてはGoalsをどう評価されていますか?

前田氏

会社が「伸びる環境」にあるか、伸びる「ポジション」にいるかは大事だと思っています。良い市場にいて、組織基盤もできていて、素晴らしいお客様に囲まれているじゃないですか。この伸びしろは、面白さややりがいにつながるので働く環境としてすごくいいと思います。

日本はいろんな問題を抱えています。中でも「食」は日本のGDPに占める割合も大きい。ここを何とかしないと世界における日本の競争力は高まらないと思います。

Goalsがうまく自動化・効率化し、ロスを減らしていくことができれば、日本が元気になっていく過程を、後押しできる存在になりえます。とてもやりがいがありますよね。

そう見ていただいているのですね、ありがたいです。
では最後に、私たちGoalsにエールを一言、お願いできますか?

前田氏

日頃の対応から、正しいことをしようと、ビジネスを全うしてる会社だなと感じています。それは、お客様に対しても、株主に対しても。本気で真正面から向き合うストイックさもありますし、嘘をつかないように決めてる部分も含めて誠実さを感じます。

Goalsは正しさとインテンシティ、どちらもバランスの取れた会社=経営陣だと思います。私の目から見て成長する条件が揃っている会社なので、まだまだこれからポテンシャルを発揮すると大いに期待を寄せています。