飲食店の食材発注をAIで自動化する「HANZO 自動発注」×「メニューPlus」を 老舗ラーメンチェーン“福しん”が全32店舗に導入開始
~ 店舗業務をDXで効率化し、従業員の働きやすい環境整備へ ~
株式会社インフォマート(本社:東京都港区、代表取締役社長:中島 健、以下「インフォマート」)の提供する飲食店のメニュー管理業務を効率化するクラウドサービス「メニューPlus」と、株式会社Goals(本社:東京都港区、代表取締役:佐崎 傑、以下「Goals」)の提供する必要な食材をAI(人工知能)が予測し自動発注するクラウドサービス「HANZO 自動発注」は、株式会社福しん(本社:東京都豊島区、代表取締役:高橋 順、以下「福しん」)の運営する老舗ラーメンチェーン「福しん」全32店舗に採用されました。2022年1月から導入・運用を開始し、発注作業の業務負担軽減を目指します。
導入の背景
飲食店の食材発注は、季節ごとのメニュー変更や、天気・曜日に応じた来客数の予測など、経験を必要とする場合が多い傾向にあります。福しんでは発注業務を店長や一部の“ベテラン”従業員のみが行うため、業務負担に偏りがありました。福しんはDX(デジタルトランスフォーメーション)による業務負荷の軽減に注力しており、今回両システムの導入を決定しました。
概要
「メニューPlus」は、メニューのレシピで必要な食材の数量や原価の情報を見える化することで、店舗従業員でデジタル共有・管理を可能にします。また、新商品や、毎月提案しているメニューの調理工程の登録も簡便に行えます。
「メニューPlus」とマスターデータを共有している「HANZO 自動発注」は、来客数や提供する料理の数量をAIが予測し、必要な食材の発注数を自動算出するクラウドサービスです。パソコンやスマートフォンのブラウザ上で操作ができるので、他のハードウェアを購入せずに利用可能です。また、食材の画像やアイコンの配色から画面を見て直感的に操作できます。操作方法の伝達もスムーズに行えるため、熟練者以外の従業員でも発注業務の分担が可能になります。両システムにより発注作業の業務負担軽減を目指します。
福しん 高橋 順 代表取締役よりコメント
システム導入で削減した発注業務の時間を、食事を一層楽しんでもらえるよう営業時間を延長する等、お客さまへの還元につなげたいと考えています。また適正な発注量の実現は、鮮度の高い食材の提供を可能にし、あらゆる角度から顧客満足度の向上にアプローチできます。
【従業員の働きやすい環境作り】
福しんは“社員みんなが幸せに働ける会社”を目指すため、本社だけではなく店舗でもDXを推進し、店舗業務削減やオペレーションの適正化による心的負荷の軽減など、従業員の働きやすい環境を整備します。また、店舗の状況を経営陣がスピーディーに把握し、円滑にコミュニケーションが取れることを期待しています。
サービス詳細
「HANZO 自動発注」
飲食店では提供する料理に必要な食材を発注し、在庫を管理しますが、過剰在庫によるフードロスが度々発生しています。食材の発注作業は店舗で行われる場合が多く、販売数量の予測は、天気などにも左右されるため経験値を必要とします。「HANZO 自動発注」は、雨天時の売上の落ち込みや、直近の売れ行きトレンドなども加味した売上予測を店舗ごとにAIが行うことで、適正な発注を実現。2020年10月から正式販売を開始し、店舗のパソコン・スマートフォン等で利用可能です。
「メニューPlus」
直感的に操作可能なユーザーインターフェイスの大幅改善やレシピ作成をアシストしてくれる機能の搭載等、メニューのレシピ作成から管理・共有までの作業工程をデジタル化したシステムです。作業にかかっていた膨大な時間と労力を削減し、人手不足や労働者多様化の課題も解決します。さらに、メニュー原価の見える化も実現し、利益体質の経営をサポートします。
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