福しん、「HANZO 原価分析」を導入
「HANZO」シリーズで食材原価のさらなる最適化を目指す
株式会社Goals(本社:東京都港区、代表取締役社長:佐崎 傑、以下 当社)が飲食店向けに提供している「HANZO 原価分析」は、株式会社福しん(所在地:東京都豊島区、代表取締役:高橋 順、以下 福しん)が運営する「福しん」(30店舗)に導入され、利用が開始されました。
福しんでは、発注業務負担の軽減を目的に、2022年1月より「HANZO 自動発注」の利用を開始しました。AIによる発注代行により、品切れ・ロスのない適正発注と業務効率化を実現しています。仕入れ量の最適化に加え、食材原価のさらなる可視化と原価コントロール強化を目的として、今回新たに「HANZO 原価分析」の利用が開始されました。

福しんでは、「HANZO 原価分析」の導入前も、店舗別に理論原価(メニューごとに設定された標準原価×出数)と実際原価(仕入れ実績や棚卸による実数値)の差異の算出や、主要な食材の5品目程度は詳細に原価を分析していました。しかし、以下のような課題が浮上していました。
- 食材価格の高騰等に伴い、仕入れ価格が頻繁に変動
- 季節メニューやメニュー改定により仕入れ食材の変更が頻繁に発生
- 原価差異の分析に手間がかかるため、主要食材5品目程度に限定するしかない状況
- 表計算ソフトだとデータ共有がしにくい、タイムリーな情報反映が困難
今回導入された「HANZO 原価分析」は、食材別の標準原価と使用分量を設定したメニューレシピや販売管理(売上、POSデータ)、仕入れ・棚卸のデータを連携することで、食材・店舗ごとの理論原価と実際原価の差異を最新のデータで可視化します。その上で、原価差異の発生が、「店舗での使用量のずれ」か、「仕入れ価格の変動」かを明確に分析できるため、現場での的確な対策につなげることが可能です。導入により、主要食材以外の品目でも差異発生の課題が明らかとなったことで、より広範囲での改善アクションに繋げることができています。
また、「HANZO 自動発注」の利用により食材別の理論在庫データ(仮想棚卸に相当する在庫データ)をもとに、日次での差異分析が可能な状態であるため、改善アクションの効果、店舗実施状況をタイムリーに確認することが可能です。
Goalsは「HANZO」シリーズのさらなる開発を進め、福しんの目指す低価格でお客様の満足度向上に向けた、本部主導の店舗オペレーションの最適化、原価コントロールの実現に取り組んでまいります。
■福しん×Goalsの対談記事を公開しています
今回導入を決定いただいた株式会社福しん 代表取締役 高橋 順様と当社の代表取締役COO 渡邉 真啓との対談記事を公開しています。
食材原価高騰における対応のリアルや原価分析の必要性などをお伺いしております。ぜひご一読ください。
URL:https://hanzo.goals.co.jp/case/order/fukushin_dx_2
■HANZO 原価分析

「HANZO 原価分析」は食材別の仕入れ・標準原価、棚卸、標準原価を設定したメニューレシピ、販売管理等のデータを自動連携・集計し、店舗・食材ごとに理論原価と実際原価の差分を可視化します。差異と課題箇所を明らかにすることで、原価改善に向けた方針策定を可能にします。
店舗向け画面では、設定した原価差異の幅に応じたランク表示、差異の大きい品目順に差異を表示します。これにより店舗評価の基準に「原価差異」を含めることを可能にし、原価改善や、正しくオペレーションを行っている店舗を正しく評価できるようになります。
サービス詳細:https://hanzo.goals.co.jp/food_cost
■HANZO 自動発注

「HANZO 自動発注」は天候に左右される売上増減や、直近の注文傾向なども加味した売上予測を店舗ごとにAIが行った上で、適切な食材の発注量を算出し自動で発注システムに連携します。発注時間短縮のほか、発注ミス・精度のばらつきによる食材不足(品切れ)や過剰在庫を防止し、心理的負担や食材ロス軽減に貢献します。
サービス詳細:https://hanzo.goals.co.jp/order